ドキドキの通信簿

「○○○○さん、進級おめでとうございます!」

3月は、おとなの寺小屋の修了式がおこなわれます。
おとなの寺小屋が“開校”したのは、2016年。
それ以来、毎年3月は修了式を開いています。

一年の区切りとして修了式をおこなうわけですが、おとなの寺小屋は、なにしろ世の中の学校と同じです。

朝、登校し、出席をとり、日直がいて、授業が4時間目まであって、給食があって…ということは、当然、通信簿があります。

この通信簿、本格です。“本格的”ではなく、本格なんです。

※本格=正しい方式。正しいやり方。
 本格的=本来の正しい方式のようなやり方。

おとなの寺小屋における、1年間の授業の成績、授業の取り組み姿勢、出席率、遅刻、早退、まわりの生徒たちとの協力、協調性など、さまざまな観点から評価した、まさに通信簿です。


おとなの寺小屋も同じ。3月に、修了式をおこない、通信簿を授与します。
一年間にわたり、健康に、元気よく登校した生徒は出席率も満たしています。晴れて進級し、気持ち新たにまた一年、寺小屋生活が始まります。

だから、「修了式」は「進級式」でもあるわけです。

かつて、寺小屋の生徒全員が進級したとき、感激し、ほっと安心し、涙を流した学級委員長がいました。
「みんなでがんばってきた。みんな進級できて本当によかった…」と、泣いていました。

さあ、今年は全生徒が進級できるでしょうか。

高原小学校の修了式は22日。美里中学校の修了式は19日。美里工業高校の修了式は22日。
その日は、覚えなくていいです。
おとなの寺小屋は、違う日ですからね。

「おとなの寺小屋 うむいぬうふやー」修了式は、3月11日の月曜日です。

当日は、「参観日」でもあります。
寺小屋授業に加え、修了式もどうぞご見学ください。

お席に限りがあります。先着10名様までとさせていただきます。

ほかの学校は、入学式や卒業式はご家族も出席できます。
でも、修了式は見学できません。

世界で、うむいだけです!
修了式を見学できるのは!

通信簿。
受け取る生徒はドキドキです。
見守るご家族、私たちも、通信簿を開いて、どんな反応をするか、ドキドキです。


あ、ひとつ、ふつうの学校と違うことがありました。

ほかの学校は、修了式が終わると春休みに入ります。通信簿をもらうと、夏休みになったり冬休みになったりします。

おとなの寺小屋には、春休みも夏休みも冬休みもありません!
正月休みしかありません!

しかし…もしかすると…正月休みもなくなるかも…。

じつはですね、いちばんじゃーに通う102歳の生徒が、こうおっしゃいました。

「わたしには正月休みはない!」

だから、正月の三が日も、うむいの送迎車を待っていたそうです(本当の話)。

申し訳ないことをしました。
どうしたらいいでしょう…。
学級会議か、生徒総会を開く必要がありそうです。

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